歩外に出るだけでジリジリと太陽が照りつける夏の猛暑。夏に心配になるのが、「日焼け」です。しかし、季節柄、海や山など、アウトドアで遊ぶ機会も増えるでしょう。
日焼けをした際は、日焼け後のお手入れが非常に大切です。今回は、美白を取り戻す日焼け後ケアのポイントについてご紹介します。
ご存知の方も多いと思いますが、日焼けの原因は「紫外線」です。3種類ある紫外線のうち、日焼けの直接の原因となる紫外線は、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類です。特にUVB(紫外線B波)の作用によって、メラニン細胞がメラニン色素を作り出し皮膚が変色します。
日焼けをしたら、すぐにケアをすることにより日焼けの炎症を最小限に抑えられます。日焼け後ケアのポイントは3つです。
日焼けとは、皮膚が軽い火傷をしている状態です。そのため、まずは炎症が起きている部分を冷やす必要があります。赤くなっている部分を、冷水で濡らしたタオルで冷やしましょう。範囲が広い場合は冷水のシャワーを当てるのも効果的です。
紫外線を浴びて炎症を起こした肌は、いつもと比較して乾燥しており、とても敏感になっています。そのため、普段使用しているスキンケア化粧品が強い刺激となり、かえって症状を悪化させる恐れがあります。極力刺激を抑えるためにも、温泉水などの天然由来の化粧水や、敏感肌用をうたう低刺激の化粧水を使用しましょう。
日焼けをした後は炎症が数日間続くため、肌の様子を見ながら少しずつ普段のスキンケアに戻しましょう。乾燥した肌は、シミやシワができやすくもあります。肌の調子が戻ってきたと感じられた場合、角質ケアやパックなどによって、集中的なスキンケアをすることも忘れずに行ってください。
日焼けの炎症を抑えた後は、美白ケアをしましょう。日焼けをしてからすぐに美白ケアを始める方がいますが、肌に負担がかかるため好ましくありません。まずは炎症を抑えることが先決です。美白ケアは、しっかりと肌の調子を整えてから行いましょう。
しかし、美白ケアは外側からだけではありません。内側からのケアは、炎症を抑えるケアと並行して行うことが可能です。摂取すると効果的な成分をご紹介します。
ビタミンCには、「メラニンの生成を抑える」「コラーゲンの生成を促す」「肌の活性化を助ける」などの効果が期待できます。イチゴや緑黄色野菜、サプリメントなどから摂取しましょう。
ビタミンCと合わせて摂取することにより美白効果が高まるといわれています。また、強い抗酸化作用もあり、肌の血行を良くし、細胞の再生を手助けする効果が期待できます。ゴマや緑黄色野菜、サプリメントなどから摂取しましょう。
ビタミンC、ビタミンEと合わせて摂取することにより相乗効果が期待できます。細胞の働きを正常に整え、肌の調子を整えます。動物のレバーや緑黄色野菜、サプリメントから摂取しましょう。
肌の調子が戻ったら、ビタミンC誘導体、アルブチン、エラグ酸などの美白成分が入った化粧水や美容液を使用して、外側からの美白ケアも行いましょう。
日焼けをした後に効果的なケアをすることにより、その後の肌のダメージも変わります。年齢を重ねた後に、シミやシワなどのトラブルを避けるためにも、しっかりとケアをすることが大切です。
また、日焼け止めをこまめに塗り直す、長袖やサングラスを着用するなどして、なるべく日焼けをしないようにすることも重要です。