新しい靴を履くと高確率でできてしまう靴擦れ。出かける前はウキウキしていたのに、帰りは痛みを我慢してどんよりした気分になってしまうようなことはありませんか?
靴擦れができてしまったら、しばらくの間不便を抱えながら生活しなくてはなりません。
そこで今回は、靴連れの原因や靴擦れ防止対策、水ぶくれができた時の治療法をご紹介します。
靴連れの原因は、歩くときに皮膚と靴の間で起こる摩擦です。少し赤くなったくらいであれば次の日には治っているものですが、痛みを無視して歩き続けると水ぶくれができて、皮膚が破れてしまいます。
靴擦れを防止するためには、摩擦が起きやすくなる原因をはっきりさせることが大切です。摩擦が起きやすくなる原因の1つとして、靴が足に合っていないことが挙げられます。特に硬い素材のブーツや革靴などは足に合わせて変形してくれないため摩擦が大きくなります。サイズが合っていないハイヒールも避けた方が良いでしょう。
靴を選ぶ際はシューフィッターのいるお店で相談し、足のむくんでいる夕方以降に試着をすることをおすすめします。また、買った靴をストレッチャーなどで延ばすと皮が柔らかくなり、靴擦れを防止できます。
歩き方が原因で靴擦れが起こることもあります。猫背や外股、靴底を引きずるような歩き方をすると、体重が掛かるバランスが悪くなり、靴擦れを起こしやすくなるため注意しましょう。歩き方をチェックする際は、靴底の減り方をチェックしてください。外側だけ、または内側だけ減っている場合は偏った姿勢で歩いているはずです。
正しい姿勢や歩き方をすることにより体のゆがみも改善できます。普段から姿勢を意識して生活しましょう。
つらい靴擦れですが、簡単な方法で予防することができます。
まず、足の靴擦れしやすい部分にばんそうこうを貼る方法があります。簡単ですが効果は抜群です。
靴が足の形に馴染んだら、ばんそうこうを外しても靴擦れは起こらなくなります。ばんそうこうを貼っている足を人に見られたくない場合は、靴に直接ばんそうこうを貼っても良いでしょう。
ただし、長時間歩いているとばんそうこうがはがれてしまうことも多いため、遠出する場合は予備のばんそうこうを用意しておくことをおすすめします。
また、ストッキングを履くと摩擦が起こりにくくなり、靴擦れが起こりにくくなります。靴下の下にストッキングを履く方法もおすすめです。
かかとや甲の部分に貼り付けるパッドタイプの靴擦れ防止グッズも市販されています。気になる方は活用してみてはいかがでしょうか。
水ぶくれは、破けないように気をつけて扱いましょう。治るまでの間、靴を履く際はばんそうこうを貼って保護し、履きなれた柔らかい靴を履くことをおすすめします。
もし皮が破けてしまった場合は、患部を水で洗って清潔に保ってください。余分な皮は清潔なはさみで切りましょう。皮膚が再生するまでの間は、軟こうをつけたばんそうこうや、浸出液を吸収して脹らむゲル上の傷パッドなどを活用した方が、治りが早くなります。破れた水ぶくれを保護する際のポイントは、湿らせた状態をキープすることです。
傷口に菌が入って化膿してしまった場合は、自己判断で済ませず皮膚科の診察を受けましょう。菌が患部だけでなく足全体に広がって腫れあがる可能性もあるため、早めの適切な治療が必要です。
靴擦れを起こさないためには、なるべく足に合った靴を履いたり、歩き方に気をつけたりすることが大切です。それでも靴擦れしてしまった場合は、今回ご紹介したことを参考に、なるべく早く対処するようにしましょう。