近年、日本だけでなく世界において認知度が高まってきているレイキヒーリング。大正時代に日本で創設され、今では世界121か国の800万人以上の方が実践しているとされているヒーリング方法です。
今回は、レイキヒーリングの基本や効果、レイキヒーリングに伴う好転反応についてご紹介します。
レイキヒーリングの「レイキ」は、漢字では「霊気」と書きます。レイキは全ての人が持っている自然な力であり、人間に生まれつき備わっている生理的な機能だということもできるでしょう。
欧米やアジアの一部地域では、医療の現場でもレイキヒーリングが活用されています。日本では整体、アロマセラピー、気功などにレイキが取り入れられつつありますが、医療行為としては今のところ正式に認められていません。
現代医学ではレイキの力が解明され切っていない現状があります。しかし、世界中で多くの方がすでにレイキの力を実感していることは間違いのない事実です。
今後、科学の力によってレイキの力が解明されていくことも十分にあり得るでしょう。
レイキは、体を健康な状態に維持しようとする力である「自然治癒力」を活性化させる効果があるとされています。
自然治癒力が活性化することによって現れる具体的な効果は人それぞれです。例えば、心が落ち込んでいてエネルギーが足りない状態でレイキを送られた場合、体はエネルギーが出やすい状態へ変わっていくでしょう。心が激しく緊張している場合は、心を穏やかに落ち着ける方向へ体が変わっていくはずです。また、初めから体も心も健康で充足している場合は、レイキが必要とされていないためそのまま外へ流れていきます。
つまり、レイキによって具体的にもたらされる効果は一定ではありません。レイキは、体自身が治そうとする力を高めるとされるものだからです。
レイキ自体に決まった方向性があるわけではないため、レイキが体に合わず悪影響が生まれることもないはずです。レイキは誰でも簡単かつ安全に用いることができる力だといえるでしょう。
なお、レイキが自然治癒力を活性化させることによって、肉体的な不調だけではなく精神的な不調にも効果がもたらされるとされています。
レイキヒーリングを行う過程において、一時的に精神や肉体の状態が悪化したように感じることがあります。そのような反応は「好転反応」と呼ばれ、不要物が体外に排出される過程で起こる1つの段階です。
レイキヒーリングを行うことによって起きやすい好転反応には、「汗がだらだらと出る」「トイレが近くなる」などの肉体的なものだけでなく、「気持ちが暗くなる」「涙もろくなる」などの精神的なものもあります。
好転反応が起こっても、焦らないようにしましょう。好転反応が起こることを事前に予測して、いざ起こった時にも「これは浄化のプロセスの1つに過ぎない」と考えることが重要です。
好転反応が起こったら、いつもより食事を少なめにして、水分をたくさん摂ってください。そしてしっかり眠り、体をゆっくり休めましょう。
しばらく体に気を付けて過ごしているうち、反応が収まってくると同時に、以前より心身状態が改善していることに気付くはずです。
レイキの力も自然治癒力も、人それぞれに個人差があります。レイキヒーリングを行うことによって劇的に体調に変化がある方もいれば、あまり効果を実感できない人もいるかもしれません。
具体的に不調の原因や個所が分かっている場合は、病院で適切な治療を受けつつ、レイキヒーリングを試すことをおすすめします。