アートセラピーで癒やされよう♪ヒーリングアート（パステルアート）の描き方

みなさんは、ヒーリングアートをご存じですか？ヒーリングアートは、文字通り「癒しの芸術」と言われるものです。現代人は日常生活でさまざまなストレスを抱えて生きていますが、ヒーリングアートは心身を癒して爽やかな気持ちになる効果があると言われています。技術を必要としないため誰でもすぐに始められ、作品を作り上げることで内なる自分と向き合いストレスの原因に立ち向かいます。

ここでは、ヒーリングアート（パステルアート）の描き方と得られる効果をご紹介します。

アートセラピーで実感できる効果

アートセラピーにはダンスやミュージック、詩など幅広い方法がありますが、最も一般的なものは絵を描くという表現方法です。作品の上手い下手で判断されることはなく、描いていく過程で自分の内面に深く向き合うことを目的としています。自分と向き合うことで知らなかった一面を発見したり、それを個性として確立させたり効果があります。素材や色から刺激を受けることで自分の感覚を高めることもできます。

そして出来上がった作品について人と話すことで、今まで言葉にならなかった感覚についてもしっかりと話すことができ、コミュニケーション能力も高まります。もともとアルツハイマーや記憶喪失、トラウマに悩む人やうつ病、コミュニケーション障害がある人の治療法として有効性が実証されている療法です。

ヒーリングアートの描き方

初心者でも始めやすいヒーリングアートの1つに、ステンシルを用いた技法が挙げられます。

始めに描きたいものを決めて、メインから描いていきます。風景画のように重ね塗りをする必要は無く、簡単に取り組むことができます。そして、好きな形のステンシル（絵柄を切り抜いた型紙）を作り、色を決めて塗っていきます。同じステンシルを使っても、絵を描く位置や数によって同じ題材でも仕上がりが変わってきます。また、ステンシルを変えると表現は無限大に広がっていきます。

技法やデザインによって、その時の自分の精神状態や求めているものを表現することができます。

パステルアートで使う画材

パステルアートで使うものは、まず一番にパステルとステンシルです。パステルはコンテとも言われ、そのまま描いたり、削って粉末状にしたものを手やスポンジで塗りつけたりしていきます。パステルを使うと、全体的に柔らかい印象の作品に仕上がります。

ステンシルはハートや羽などのモチーフを自分で下書きをし、カッターで切り抜いて作ります。絵を描く素材に当てて、筆やスポンジでたたいて色を乗せていきます。

そして、イラストの中に光や動きを表現するために消しゴムを使用します。色を消したり、薄くしたり、光を表現して動きをつけたい時に使います。通常の消しゴムやペン型消しゴム、練り消しなど描きたいもの応じて色々な消しゴムを使うと表現の幅が広がります。

また、パステルで描いたものをなめらかに表現するには綿棒が便利です。パステルで絵を描いた後に使うと、なめらかで優しい表現になります。他に作品に華やかさをプラスするアイテムはラメのりです。仕上げにポイントで使うとキラキラと華やかになります。ただし、作品が完全に乾くまでの時間がかかるため、半日程度はそっと置いておくようにしましょう。

おわりに

絵を描くことが苦手でも、好きなように描くだけで今の自分の気持ちや求めているものを表すアートを創りだすことができます。芸術は、幸せな気持ちや満足感だけでなく、様々な気付きを与えてくれ人生を豊かにします。アートセラピーは、自分で自分を癒す方法としておすすめです