合格祈願、恋愛成就、交通安全など、神社で買う方も多いお守り。自分のために買うこともあれば、家族や友達、恋人など大切な人のために買ってあげたいときもあるでしょう。
しかし、ここぞというときなど特別なお守りをプレゼントしたい場合は、お守りを手作りしてみてはいかがでしょうか。今回は、簡単なお守りの作り方と手作りお守りの中身についてご紹介します。
お守りを手作りする場合、フェルトを使用すると比較的簡単に作ることができます。
準備するものは、フェルト、刺しゅう糸、紐、ハサミ、布用ボンド。お守りの材料は意外とシンプルです。フェルト生地は手芸屋か雑貨屋で購入しましょう。また、100円ショップでもある程度の材料はそろえることができるため、あまり予算がない方は、100円ショップで購入して、足りないものを雑貨屋で購入する手段もあります。
材料の準備ができたら、以下の手順を参考にお守りを作ってください。
1.フェルトを適度な大きさ(目安:縦17cm、横7cm)に、縦長に切る。
2.切ったフェルトを半分に折り、両端を端から0.5cmほど空けて縫い合わせる。
3.縫い目が目立たないように、きれいに裏返す。
4.上部をおちょぼ口のように縫う、もしくは布用ボンドでくっつける。
5.袋口の部分に穴を空けて、飾り紐を通し二重叶結びをすれば、手作りお守りの完成。
お守りの中身に何が入っているか、皆さんはご存じですか?古来より、お守りの中身は紙や木の板など、各神社によって異なります。しかし、手作りのお守りの場合は、基本的に何を入れても問題ありません。
安産祈願、合格祈願、恋愛成就など、お守りの種類はさまざまです。作りたいお守りの種類によって、五円玉、四葉のクローバーなど縁起の良いイメージのあるものや、手紙やメッセージなどをお守りの中に入れましょう。
もう少しアレンジを加えたい方は、お守りの中身にパワーストーンを加えると、神秘的になります。パワーストーンの意味を考慮して、願い事に合わせたパワーストーンを入れましょう。その他、オリジナルのイラスト、恋人同士ならば2人にしか分からない暗号なども良いかもしれません。
上記の作り方で、シンプルなお守りは作れます。しかし、それだけでは物足りない方、もっと手間暇をかけて、愛情がこもったお守りを作りたいという方もいるでしょう。
お守り作りに特別なルールはありません。お守りは、自分の好きなようにアレンジして作ることができます。色に関しても、赤や白のようなよく使用される色は選ばず、オリジナリティを出して、渡す相手が好きな色などにしてみましょう。
また、願いを込めたメッセージを縫い合わせることもおすすめです。子供のランドセルに付けるためであれば「交通安全」、スポーツの大会用であれば「優勝祈願」など、イベントに合わせてシンプルな文字で表現すると、受け取った側にもストレートに気持ちが伝わります。
お守り袋のサイズや形も、アレンジできるポイントです。普通のお守りより大きく作ることで、願いの大きさや強さを表しても良いでしょうし、五角形など形を変化させたり、ビーズや鈴を組み合わせたりしても個性がでます。
手作りお守りは、プレゼントにも最適です。誰かのために作るのであれば、しっかり愛情と願いを込めて作ってあげてください。普段は買うことが多いお守りも、実は簡単に誰でも自作できます。ご紹介したメインの生地はフェルトでしたが、綿やポリエステルなどお好みの生地を使用すると、また違った味が出るでしょう。自分なりのアレンジを加えて、お守り作りを楽しんでください。