キスだけでも不倫？どこからが不倫になるのか

最近はSNSの発達などにより、結婚した後も異性の友人と連絡をとる機会が増えています。また、既婚女性が仕事に出る機会も増え、結婚後も比較的自由に異性と交流する機会が多くなっているのが現実です。

不倫に発展すれば離婚にもつながりかねません。しかし、気持ちを抑えるのが難しい場面もあるでしょう。そこで、証拠を握られるとやっかいな不倫の範囲を今一度確認してください。キスの仕方でも変わる不倫の線引きについてご紹介します。

不倫の境目になるキスの種類

「不倫の始まりは体の関係だ」という考え方はよく見られます。実際に、不倫にまつわる裁判においても、法的な不倫の境界線は「肉体関係の有無」で決まることが多いです。しかし、厳密にはキスだけでも不倫と認められる場合があることをご存知でしょうか。

キスといっても、頬に唇が付くか付かないかの軽いキスは外国ではあいさつ程度の行為です。そのため、軽いキスが法的な不倫の証拠となることはありません。しかし、「ディープキス」の場合、不倫の証拠となる可能性が高いです。特に、何度も繰り返している場合は、肉体関係があることを示唆するため、不倫と認められます。

不倫相手とキスする際は、浮気の証拠になりうることを理解して慎重に行いましょう。

キスまで不倫なら大丈夫？

相手や自分に家庭があっても、時として気持ちを抑えきれなくなるのが不倫です。むしろ、障害があるからこそドキドキが高まったり、相手を大切に思ったりするのも事実でしょう。しかし、いくら感情が高ぶっても、キスまでの関係をキープした方が良いかもしれません。

唇が触れるだけの「フレンチキス」であれば不倫とみなされない可能性が高いため、軽いキスまでの関係を続ける不倫カップルが増えています。軽いキスであれば、万が一結婚相手にバレた場合にも、法的に不倫と認められなければ、不倫に対する慰謝料を請求することはできません。

しかし、頻繁に会ってディープキスを繰り返している場合は気を付けましょう。上述の通り、肉体関係を示唆し、不貞行為とみなされるケースがあります。そのため、キスまで不倫が必ずしも安全というわけではありません。証拠となる写真を撮られたり、キスの瞬間を周囲に見られたりしないように注意する必要があります。

キスもしない隠れ不倫カップルは長続きする？

お互いに好き同士でもキスすらしない隠れ不倫カップルもいます。一見、男女の友情を大切にしているような2人ですが、実際は強い思いで結ばれているパターンです。2人の関係が壊れるような大っぴらな行為はせず、旅先では違う部屋に泊まるなど周到な用意をしながら結婚相手には秘密の関係を続けています。

不倫相手との関係を長く続けるためには、壊さない程度にお互いの家庭を大切にしなければなりません。そのため、肉体関係を持つことは避けた方が良いでしょう。

おわりに

法的には、不倫であるかどうかは「肉体関係の有無」で決まります。しかし、道徳的な不倫の基準は法律よりも厳しめです。離婚における慰謝料では、「不貞」による慰謝料だけでなく、「婚姻関係を破綻させた賠償」による慰謝料も存在します。そのため、肉体関係がなく、キスだけの関係であった場合でも、慰謝料を支払う可能性が絶対にないとは言い切れません。フレンチキスだけでも現場を押さえられたり、写真を撮られたりすれば慰謝料を請求される材料になりえます。不倫相手とキスをする際は、周囲の目に気を付けることを徹底してください。

自分たちの行動をコントロールできれば、不倫相手との秘密の関係をその分長く続けられます。精神的なつながりを重視した、一緒にいるだけで幸せを感じられる不倫の形が理想ですね。