不倫が夫にばれて離婚を切り出されたり、あるいは不倫相手への思いが強まって自分から離婚を申し出たりして、新しい生活を歩み始める方はたくさんいます。しかし、実際離婚してみると不倫相手とうまくいかず、後悔する方も少なくないようです。経済的な懸念、家族との関係、子どものことなど、離婚に伴って浮上してくる問題は多々あります。現実に直面し、別れた夫とやり直したいと考える方もいるでしょう。
今回は、自分の不倫が原因で離婚してしまった女性が、元夫との復縁のためにやるべきことを5つに分けてご紹介します。ぜひご参考にしてください。
まずは相手の現状を把握しましょう。仕事や暮らし向きのこと、そして何より、彼の中で離婚のほとぼりが冷めているか、また彼に新しいパートナーがいるかも確認します。
ただ、別居している中、相手の状況を知ることはなかなか難しいはずです。本人に直接聞くことも困難でしょう。状況を知ることが難しい場合は、共通の友人や知人を介して彼の様子をうかがい知る方法がおすすめです。
彼に新しいパートナーができることを恐れて焦ってしまうこともあるかと思いますが、相手がまだ冷静になれないうちに先走って復縁を迫っても逆効果です。焦らず、しかしできるだけ迅速に現状把握に努めましょう。
彼の様子を見ているうちに、自分も冷静に離婚について振り返ってみましょう。確かに不倫は離婚の決定打として十分なものですが、不倫は離婚の引き金になっただけかもしれません。実際は、日頃から蓄積されていた不満、つまり隠れた離婚の原因が存在した可能性があります。
一般的な離婚の原因としては経済的なこと、子どものこと、環境の問題などいろいろなものがありますが、不倫がきっかけの離婚の場合は、性格の不一致が根本的な原因である可能性が高いでしょう。
別れた原因を掘り下げて考えることはつらい作業ですが、落ち着いて正確な原因を捉えることが重要です。
離婚の本当の原因が分かったら、原因の改善を試みましょう。当然ですが、まずは不倫相手だった男性との関係を断ってください。次に、不倫の陰に隠されていた本当の離婚の原因を解消していきます。性格の不一致が大きかった場合は、相手とぶつかったエピソードを思い出し、元夫と意見のすり合わせが必要な点をピックアップしておきましょう。
とはいえ、自分の価値観や欠点をすぐに改善することは困難です。短所をなくそうとするより、長所を伸ばして自分を変えてはいかがでしょうか。特に、彼に褒められたことがある部分を伸ばしていくと効果的です。長所が際立てば、短所も見えづらくなります。短所は、復縁した後からでも、ゆっくり改善していきましょう。
相手の状況を把握し、自分も冷静になって離婚の原因を解消できたと感じられたら、実際に彼に会いましょう。直接連絡を取ったり2人きりで会ったりすることが難しい場合は、共通の友人に助けてもらうことをおすすめします。また、子どもがいる場合は、子どもと一緒に彼と再会すると良いでしょう。子どもにとって、両親の復縁はうれしいはずです。
そして彼に会ったら、変わった自分をアピールしてください。焦らず、人間関係を一からやり直すつもりで少しずつ距離を近づける覚悟が必要です。
なお、一度きりではなく、定期的に会うことが大切です。互いの近況報告や、子どもとの面会などを理由として、月に1度以上のペースで会いましょう。
十分に距離が近づいてきたと感じたら、冷静に、誠意をもって、復縁したい気持ちを伝えましょう。特に、不倫相手と別れたこと、もう二度と同じ過ちは繰り返さないことは強調して伝える必要があります。不倫相手の連絡先やメールの履歴を消去したことなどを、誠意の証拠としても良いでしょう。
もちろん、彼がすぐに受け入れてくれるとは限りません。そのような場合も、彼の意見や価値観を否定せず辛抱強く話し合ってください。
離婚してからの復縁は、通常の恋愛における復縁と事情が異なる場合が多く、時間も掛かるでしょう。しかし真剣に話し合った末に復縁した夫婦は、より強いきずなで結ばれます。冷静さと誠意を忘れず、彼に向き合いましょう。
過去の反省と、これからの覚悟を誠実に伝えれば、思いは届くはずです。