年齢を重ねるにつれて、まぶたのたるみが気になる方も多くいるのではないでしょうか。まぶたがたるんでいると、顔が疲れて見えたり、老けた印象を与えてしまいます。
目元はその人の印象を左右する重要な部分です。いつまでもすっきりとした目元で、若々しい印象を保つためには、日頃からきちんとケアを行う必要があります。そこで今回は、まぶたがたるむ原因と改善マッサージについてご紹介します。
まぶたがたるむ最大の原因は、まぶたの皮膚の薄さにあります。まぶたの皮膚は、頬の皮膚と比較して4分の1程度の厚さしかないと言われています。
さらに、まぶたは皮脂腺の数が少なく、保水力も低いことから乾燥しがちです。そのため、肌のハリを保つことが難しく、年齢を重ねるにつれてまぶたはたるみやすくなるのです。
まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートな部分であるため、刺激が加わると簡単に肌のハリは失われてしまいます。
まぶたが受けやすいダメージの原因としては、「紫外線」「乾燥」「アイメイクによる摩擦」などが挙げられます。また、長時間のパソコン作業など、日常生活で起こる眼精疲労もまぶたに大きな負担を与える原因の1つです。
このように、まぶたには知らないうちにさまざまな負担が掛かっています。
まぶたのたるみをそのまま放置しておくと、顔の印象を左右するだけでなく、額のシワや肩こりなどにつながる恐れがあります。そのため、日頃からまぶたのケアをきちんと行い、まぶたのたるみを解消しなくてはなりません。
まぶたは皮膚が非常に薄いため、むくみやすい部分でもあります。まぶたにたまった老廃物や余分な水分をそのままにしておくと、たるみにつながります。
まぶたの老廃物を排除したるみを改善する方法として、リンパマッサージがおすすめです。リンパマッサージでまぶたの血液循環を促進することによって、まぶたのたるみを解消する効果が期待できます。
1.まず蒸しタオルで目元を温め、血行を良くします。
2.人差し指と中指を使用して、下まぶたをマッサージします。目頭から目尻にかけて、目のくぼみを優しく押してください。
3.眉と上まぶたの間にあるくぼみに親指をあてて、ゆっくりマッサージします。目頭から目尻にかけて優しく押してください。
4.最後に、親指と人差し指で、眉をつまむようにマッサージしましょう。目頭から目尻にかけて、上下に動かしながらマッサージしてください。
ツボ押しマッサージもまぶたのたるみを改善する方法として効果的です。ツボ押しマッサージは手軽行うことができるため、日々のケアに取り入れてはいかがでしょうか。
目尻から4分の1辺りの、骨がくぼんでいる場所にある「球後(きゅうご)」と呼ばれるツボは、目元のリンパの流れをスムーズにする働きがあると言われています。
球後を押す際は、人差し指の腹を使用して優しく押してください。眼球が近いため、強く押し込まないよう気を付けましょう。
まぶたのむくみはもちろん、目の疲れにも効果が期待できるため、仕事の休憩時間や入浴中など、ちょっとした空き時間に試してはいかがでしょうか。
眉の中央下のくぼんだ場所にある「魚腰(ぎょよう)」と呼ばれるツボは、まぶたのむくみや、目元のシワを改善する効果が期待できます。
魚腰を押す際は、親指の腹を魚腰にあて、眉を押し上げるように押してください。机に肘を乗せて固定すると押しやすいためおすすめです。
まぶたは皮膚が非常に薄くダメージを受けやすい部分であるため、日頃のケアが重要になります。たるみを改善するためには、継続してマッサージを行うことが大切です。毎日のケアにマッサージを取り入れて、まぶたのたるみを解消しましょう。